ドラクエよろず考察所

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割と真面目に公式設定のホメロスが人間の敵になったらどれほど驚異か考察してみた

世の中いろいろ騒がしいですが、妄想や考察ならば誰にも迷惑がかからないのでやりたい放題ですね。こんにちは。管理人です。今回から王様の考察をしていこうかなと思ったのですが、Twitterでちょこちょこつぶやいていた、

ホメロスが公式設定の能力全開で人間の敵として立ちはだかった場合の驚異度」

をここらでまとめておきたくなりました。

なお、この考察はいつものごとく主観に基づくものであり、間違いもあるかもしれません。一時の暇つぶしで楽しんでいただければ幸いです。

 

ホメロスの公式設定での能力

ホメロスは公式設定では、頭脳明晰で少数の人数で多数の魔物を撃破するなど、智略を活かした作戦で数々の功績を上げていたとあります。
また、海軍の司令官でもあって航海術に長けており、話術も巧みだったとあるので、軍人としてだけでなく、外交官のような役割を担っていたかもしれません。そして、もちろん腕っ節もたつし、呪文にも秀でています。

異世界転生ものの主人公も真っ青なチート能力ですね。

公式設定のホメロスが持っている知識とできること

さて、このような公式設定があるホメロスが持っているであろう知識は以下の通りです。

  • デルカダール国の軍事全般を初めとする経済、流通、交易、外交に関わる知識
  • クレイモラン、サマディーなど、世界の主要国家、主要都市の軍事、経済、交易に関する知識
  • 全世界の航路及び各国の海運、船団に関する知識
  • 英雄、グレイグに関する知識
  • 古代図書館に関する知識
  • 魔物に関する知識

これらを活用すると以下のようなことができます。

  • 全世界の航路を魔物によって封鎖することができる
  • 各国の港や船を魔物によって破壊させることができる
  • 各国の王族や貴族の間に不和の種を蒔き、疑心暗鬼にさせて自滅させることができる
  • 各国を魔物を率いて武力を持って壊滅させることができる
  • 古代図書館を我が物にすることができる

グレイグが闇落ちするよりよっぽど怖いんですが……

公式設定のホメロスを失ったデルカダールに訪れるだろう危機

ホメロスは将軍兼軍師ですから、戦いとなれば作戦を立て、指揮官として戦場に立ちます。さて、この作戦というのは単に兵を動かすルートや方法を考えるだけではありません。兵をスムーズに戦地まで運ぶ方法を考え、必要な糧食の量の計算及び輜重舞台の編成も行います。もしかしたら、軍事行動に必要な資金の調達もやっていた可能性もあります。つまり、ホメロスがいなくなったら最悪の場合、軍事行動が一切できなくなるかもしれません。もちろん、これだけのことをすべてホメロス1人がやっていたとは考えにくいのですが、彼の部下が「ホメロスの指示したことだけを指示の通りにやる」ことしかしていなかった場合、ホメロスの代わりを務めることは非常に難しいと思います。

また、大量の兵士を一度に遠方に運ぶ場合、船が最も有効な輸送手段ですが、指揮を執る人間がいなければ航海も難しくなります。

なお、グレイグはゲーム内で「俺は戦うことしかできない」と堂々と言っているので、ホメロスの代わりを務めることはできない可能性が高いでしょう。

つまり、ホメロスがいなくなれば、いくら大量の兵士がいようと魔物を打ち倒すだけの軍事行動ができず、太刀打ちできずにやられるかもしれません。

公式設定のホメロスが能力全体で人間の敵に回ったら?

では次に、公式設定のホメロスがその知識と能力を余すことなく使って人間の敵に回ったらどうなるかを、シミュレーションしてみます。

大樹が落ちた混乱に乗じて航路を占拠する

大樹が落ちた後、世界は大混乱に陥ったと予想されるので、それに乗じて各国を繋ぐ航路すべてに魔物を放ち、海上交通を不能にします。これにより、各国は孤立し、物資及び人の行き来が不可能になりました。そうなると、クレイモランのような農業に不向きな国は深刻な食糧不足に陥る可能性が高くなり、何もしなくても勝手に滅びてくれます。

各国、各都市に疑心暗鬼の種を蒔いて一致団結を防ぐ

ホメロスにとって一番の脅威は、全ての国と都市が一致団結して魔物に立ち向かうことです。そこで、まだ「デルカダール国王は魔物が化けていた」という情報が世界中に伝わらないうちに、世界の主要都市に軍師兼将軍の名前で以下のような情報を各国に個別に発信します。

「今回の黒幕は、××国(クレイモラン、サマディーなど)であり、国はすでに魔物に占拠されている。今後同盟を持ちかけても、魔物の罠である。デルカダールが国王の名にかけてグレイグ将軍が救援に行くので、それまで持ちこたえてほしい」

デルカダールは世界最大の軍事国家であり、グレイグは英雄です。国の将軍であるホメロスの名前でこんな手紙が来たら、多分、すがりたくなってしまうでしょう。これで、各都市はお互いに疑心暗鬼となり、来るはずのない「デルカダールの援軍」を待ち続けることになります。

デルカダールを集中攻撃する

ホメロスは軍師ですから、自軍の弱点をよく知っています。昨日まで頼もしい味方だった将軍が、魔物を率いて攻めてきて国王も英雄も行方不明とあれば、兵士の士気は最低になるでしょう。デルカダールを滅ぼせば、「世界最大の軍事国家であるデルカダールさえ、打ち倒されてしまった」ということで、人々の気力を一気に奪うことができます。

グレイグを倒す

グレイグは英雄であり、大樹が落ちた時点で勇者よりも人々の希望になっています。「グレイグ将軍さえいれば、何度でも立ち直れる」と想う人も多いことでしょう。ということで、デルカダールを滅ぼした後は、グレイグを倒します。

多分ここがゲーム内の「最後の砦~デルカダールの王宮への侵入、ゾルデとの戦い」までの流れだと思うのですが、公式設定のホメロスが知力と能力を全開でグレイグに相対した場合、ゾルデとグレイグ、勇者が戦っている間に魔物の姿になって最後の砦まで行き、住民を皆殺しにした上で、グレイグを待っている可能性もあります。

冷徹なる軍師ですから

いくらグレイグが一騎当千の働きをしたとしても、守らなければならないものを皆殺しにされた事実を突きつけられたらくじけちゃうと思うのです。で、そこを一気にぶっすりとやってしまいます。ついでに、グレイグを倒したことを全世界に広めましょう。

後は、細々抵抗してくる人々を各個撃破すればいいだけです。

結論

ホメロスがグレイグに執着してくれて、視野が狭くなっていてよかったね……。

世界最大の軍事力を持つ国の軍師兼海軍司令官、希代の用兵家が敵に回ったら普通、人間が負けます。というわけで、考察はここまで。読んでいただいてありがとうございました。